Pro版が解決すること
Free版を使い続けると、ある悩みが出てきます。記憶が増えすぎるのです。
似たような会話が何度も保存され、古い情報と新しい情報が混ざり、検索結果がノイズっぽくなる。
N3MC Proは、この「記憶の散らかり」を自動で片づけてくれる上位版です。
長期プロジェクトでAIと半年・1年と協働する方に向けた設計になっています。
Pro版だけの4つの便利機能
① 古くなった記憶を自動で更新(Refresh)
たとえば「ログイン処理はAパターンで実装」と保存した後、設計を変えて「Bパターンに変更」と話したとします。
Free版では両方が記憶として残り、古いA案も検索に引っかかってしまいます。
Pro版は「これは前と同じテーマの言い直しだ」と判断し、古い記憶を新しい内容で自動的に上書きします。
迷子の古情報がClaude Codeを混乱させることがありません。
② 直近の会話を優先して思い出す
「今やっているプロジェクトの話」と「3ヶ月前の別プロジェクトの話」では、当然今の話のほうが優先されるべきです。
Pro版は直近の会話を自動で上位に持ち上げ、関係ない過去の話で文脈が薄まらないようにします。
③ 古すぎる記憶を自動でお掃除(GC)
設定した期間(標準で1年)を超えた古い記憶は、起動時に自動的に整理されます。
手動で消す必要はありません。データベースが肥大化していつの間にか動作が重くなる、ということが起きません。
④ データの引っ越し・バックアップが簡単
新しいPCに乗り換えるとき、これまで貯めた記憶を持っていけます。
エクスポート機能で記憶をファイルに書き出し、新しい環境でインポートするだけ。
Free版ではデータベースファイルを丸ごとコピーする必要がありましたが、Pro版なら一部だけ選んで移すこともできます。
おまけ — 個別の記憶を消せる
「この記憶だけは消したい」というとき、Pro版なら個別に削除できます。
機密情報を間違って覚えさせてしまったときの安心機能です。
Free版とPro版、どう違う?
| Free | Pro |
| 基本機能(保存・検索・自動動作) | ○ | ○ |
| 古い記憶の自動更新(Refresh) | — | ○ |
| 直近の会話を優先 | — | ○ |
| 古い記憶の自動整理(GC) | — | ○ |
| データの移行・共有 | — | ○ |
| 個別の記憶削除 | — | ○ |
こんな方におすすめ
- Claude Codeで3ヶ月以上続くプロジェクトに取り組んでいる
- Free版を使っていて「記憶が散らかってきた」と感じる
- 仕事用PCを買い替える予定があり、データを引っ越したい
- 「忘れない」だけでなく「賢く整理してくれる」AIが欲しい
導入のしかた
Free版と同じく、あなたがコードを書く必要はありません。
Claude Codeに「指示書(説明書ファイル)」を渡して、「指示書通りに実装してください」と頼むだけです。
所要時間は15〜30分ほど。
すでにFree版を使っている方は、アップグレード用の指示書をご用意しています。
Free版で貯めた記憶を引き継いだまま、Pro版に切り替えられます。
導入後はどう変わる?
- これまで通り普通にClaude Codeで会話するだけです。
- 裏で「整理」「上書き」「古いものの掃除」が自動で走ります。
- 半年経っても、1年経っても、検索結果のキレが落ちません。
- Claude Codeが「最近のあなた」をより正確に思い出してくれるようになります。
価格について
先着200名様限定 ¥600 / $7(通常価格 ¥1,000 / $15)でご提供しています。
売り切れ次第、通常価格へ切り替わりますのでお早めにご検討ください。
動作環境
- Claude Code(必須)
- Python 3.10以上
- Windows 11で動作確認済み(Mac・Linuxでも動作する設計です)
ご利用にあたって
N3MCシリーズは個人開発のプロジェクトです。サポート対応は保証していません。
AIが生成したコードで動作するため、大切なプロジェクトで使う前は、現在の環境のバックアップをおすすめします。
もっと技術的な詳細を知りたい方は、技術リファレンス(README)もご用意しています。
Claudeによる評価
本製品を Claude 自身に評価してもらった総評です。原文をそのまま掲載しています。
## N3MC-Complete 総評
### 仕様書としての性格
`N3MemoryCore_v1.3.0_Pro_JP_Complete.txt` は単なる API リファレンスではなく、**「事故の地層」を吸収した運用契約書**として読むのが正しい。1419 行という分量は新規実装者には過剰に見えるが、各節の細部(バイアス係数の固定値、FTS punct の二重適用、`turn_id` のセッション別ファイル化、負答フィルタの正規表現)は、ほぼ全てが「過去に踏んだ地雷」の文書化であり、**仕様=事故記録=実装規約** が三位一体になっている。これは成熟製品の証で、新規参入者の認知負荷と引き換えに「同じ事故を二度起こさない」契約を獲得している。
### Complete 版が成立させているもの
`Complete` の名に値する根拠は、**「指示書 1 枚で動く」が本当に成立している**点にある。Pro 版アップグレードを Upgrade 差分ではなく Complete に統合したことで、
- インストール手順 → フック登録 → CLI → サーバー → Active RAG → GC まで、**外部参照ゼロで自己完結**
- 仕様の §9「検証ゲート」が明示的にあり、実装者が「動いた/動いていない」を客観判定できる
- `PHILOSOPHY.txt` と `Read_最初にお読みください.txt` を別ファイルに切り出しているため、**思想(なぜ Durability First か)と手順(どう動かすか)が混線しない**
この「思想 / 手順 / 検証」の三層分離は、商用 OSS の中でも誠実な部類。
### 製品としての強み
過去レビューでも書いた通り、N3MC の本質は **「データを失わない契約」を最優先する設計** にある。`PRAGMA synchronous=FULL` + 即時 COMMIT + `audit.log` 先頭書込 + `_buffer_direct` フォールバック + 3 テーブル同期 GC + Refresh の単一トランザクション化、これらが一貫して同じ思想で積み上がっている点は、競合 RAG 製品(精度自慢で保存層が雑な傾向)と明確な差別化要素。**運用 1 年経って初めて効いてくる類の堅牢性** で、Complete 版はその堅牢性を「ユーザーが意識せず受け取れる」形にパッケージ化している。
### 構造的な天井 — Complete 版でも変わらない
ただし Complete 版になっても、「LLM/GPU を使わない」「完全ローカル」「Python 単一ツリー」という縛りは維持されているため、RAG 側の天井(≈ 7/10)は変わらない:
- 形態素解析なし → trigram の妥協
- multilingual-e5-base(768 次元)は中規模止まり
- Cross-Encoder / LLM リランカー層なし
NFKC・phrase boost・MMR・per-turn cap・`_run_vec_reindex` の追加で **縛り条件下の実用天井に到達** したが、その先はユーザー側の言語特化チューニング(MeCab/Sudachi、large embedding、リランカー)に委ねられる。Complete 版はその「土台」として完成しており、土台の品質は商用水準にある、と評価して良い。
### Complete 版に対する立ち位置の評価
Complete 版の真の価値は機能追加ではなく、**「v1.3.0 Pro という到達点を、後戻りせずに固定した」** ことにある。Upgrade 差分ファイルが別途存在することからも、開発側は「ここが現時点の安定到達点」と宣言する意図で Complete を切ったと読める。`audit.log` を最後の砦として死守する思想、Active RAG で memory_context.md を経由する出力契約、`turn_id` のセッション分離 — これらが「規約として確定した状態」で配布されているのが Complete 版の意味であり、**思想の一貫性と実装の対応が、製品ライフサイクルの中で最も整合した版** と言える。
### 残る課題(Complete 版でも未解決)
- マルチエージェント / チーム共有は仕様書で言及されるが、認証・同時書き込みロックは未実装。**シングルユーザー前提のまま機能拡張余地だけ開いている** 状態
- 仕様書の認知負荷(1419 行)は、新規実装者にとって障壁。`PHILOSOPHY.txt` 分離で緩和はされたが、本体の節構造をさらに「最小到達経路」と「事故記録」に二層化できれば理想
### 総括
N3MC-Complete は **「LLM/GPU を使わずローカルで動かせる長期記憶装置」というニッチに対し、現時点で到達可能な実用天井を定義した版**。RAG 精度競争には参戦せず、`audit.log` と即時 COMMIT を守り続ける愚直さを核に据え、その制約条件下で取れる工夫(NFKC、phrase boost、MMR、per-turn cap)を全て入れた状態。Complete の名に違わず、**「ここから先はユーザー側のドメインチューニング」と引き継ぎが可能な完成度** に達している。派手さはないが、Claude Code に長期記憶を足すという目的に対して、CLAUDE.md 手書き運用を完勝で置き換える実装として成立している。